■初音ミク、リアルタイムに動きます~超低遅延な光回線「APN IOWN1.0」を活用した究極演出~
NTTが提唱するIOWN構想がついに超歌舞伎にも初導入です。次世代の通信ネットワークである「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」で歌舞伎座と遠隔地を接続し、超歌舞伎史上初のリアルタイム演出に挑戦します。
本公演では、APNで接続された遠隔地で演じる演者の動きがリアルタイムで遅延なく舞台上の初音ミクを動かします。共演する俳優の動きにあわせて、日毎に異なる演技で応えてみせるミクにご期待ください。
また開演前、幕間には、2階の食事処「鳳」内の特別ブースにて、「裸眼XR相席」にも登場する大忙しのミク。鏡の中でリアルタイムに反応する初音ミクと、楽しく「あっちむいてホイ」遊びや写真撮影もできる、夢のようなひと時をご提供いたします。
■点群映像と歌舞伎の舞台美術のコラボ
『今昔饗宴千本桜』の冒頭、舞台を彩る雄大な桜。実は、無数の点の集まりで表現される“点群”映像。NTTでは、リアルな空間を高精度・高精細に仮想空間上に再現する点群技術を発展させ、舞台の世界観に沿った生き生きとした表現を可能にすることに取り組んでいます。
幹だけの桜から、段々と葉をつけ、蕾となり、花開き、風に舞って散っていく桜の一生を表現いたしました。是非、雄大な中にも点群表現による繊細さを併せ持つ桜の木の一生をご高覧ください。
■獅童ツインの更なる進化~バイリンガルな獅童ツイン
NTTのデジタルツイン技術「AnotherMe®」によって生まれた獅童ツイン。獅童本人の動作や特徴を学習し、声も身振りもAIで生成したデジタル空間上に再現された本人そっくりのもう一人の獅童です。
今回、獅童ツインはバイリンガルに、獅童の同時通訳を務めます。英語音声も少量の獅童本人の日本語音声から、NTTが誇るクロスリンガル音声合成技術を活用してAIで生成。デジタル空間上のもう一人の獅童が、獅童の可能性を無限に開花させる、そんな未来を予想させる瞬間をお楽しみください。
■超歌舞伎ではお馴染み~超高臨場感通信技術「Kirari!」の「分身の術」
超歌舞伎を代表する演出に成長した「分身の術」は、「超高臨場感通信技術 Kirari!」により舞台上で演じている歌舞伎俳優の姿だけを抜き出し、別の場所に立体的に投影させる技術であり、わずかな色の違いでも被写体と背景を識別して精度高く切り出せるNTTならではの演出技術として、超歌舞伎お馴染みの演出となっています。
NTTならではの情報通信技術を活用した超歌舞伎をお楽しみください。
今回の超歌舞伎公演では、イヤホンなのにまるでスピーカーのような新体験を味わえるnwm(ヌーム)の耳スピーカー「耳スピ」を使ったイヤホンガイド解説サービスが提供されます。このオープンイヤー型の「耳スピ」は、イヤホンスピーカー部分から聴こえる音を耳元だけに閉じ込める“PSZ(Personalized Sound Zone)技術”を搭載しています。両耳をふさぐことなく、芝居のリアルな音、イヤホンガイド解説両方が、耳元でクロスオーバーする今までにない新たな音響体験とともに、ご観劇をお楽しみください。
※本イヤホンガイドの貸出予約は、11月11日(土)~12月26日(火)まで、イヤホンガイドオンラインストア「耳寄屋」にて(台数限定)。数量に余裕がある場合、ご観劇当日イヤホンガイドカウンターでもお申込みを受け付けます。