御伽草紙戀姿絵御伽草紙戀姿絵

愛に、生きる。

4月18日・19日の超歌舞伎公演(放送)中止のお知らせ

4月7日に政府から発表された「新型コロナウイルス感染症」の拡がりに伴う緊急事態宣言の発令を受け、
出演者・スタッフなどネット超会議に関わるすべての皆様の安全を第一に考慮した結果、
本公演(放送)は中止することにいたしました。

楽しみにしてくださっていた皆様には残念なご案内となり申し訳ございませんが、何卒ご理解の程よろしくお願い致します。
詳細はネット超会議2020公式サイトをご確認ください

なお、4/14~17の過去作品の放送につきましては、予定通り放送いたします。
是非お楽しみください。

生放送

過去作品再放送

  • 4月14日(火)

  • 4月15日(水)

  • 4月16日(木)

  • 4月17日(金)

『御伽草紙戀姿絵』とは・
あらすじ

2020年の超歌舞伎第5弾の『御伽草紙戀姿絵』は、土蜘伝説(つちぐもでんせつ)を題材とした、近松門左衛門の『関八州繋馬(かんはっしゅうつなぎうま)』や、桜田治助の『我背子恋の合槌(わがせこがこいのあいずち)』、山東京伝の『善知鳥安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)』などをふまえて、創作された作品です。

平将門の忘れ形見である七綾太夫(ななあやだゆう)と、源頼光(みなもとのよりみつ)の戀物語を軸に、日本を魔界にしようとする、女郎蜘蛛(じょろうぐも)の精、山姥茨木婆(やまんばいばらぎばば)といった物の怪たちの野望の顛末と、平井保昌(ひらいのやすまさ)と袴垂保輔(はかまだれやすすけ)の活躍を描きながら、物語が展開していきます。

中村獅童さんが源頼光と盗賊袴垂保輔の二役を勤め、初音ミクさんが七綾太夫役で初めて悪役に挑むのも、この度の大きな話題です。また中村蝶紫さんが山姥茨木婆役を、澤村國矢さんが頼光の重臣平井保昌役を勤めます。歌舞伎の醍醐味溢れる超歌舞伎『御伽草紙戀姿絵』にどうぞご期待ください。

あらすじ

発 端 都老の坂の場時は平安時代。日の本を魔界にしようと物の怪たちが暗躍しているなか、源頼光主従はこれを防ごうとしている。そんななか、頼光の重臣平井保昌が女郎蜘蛛を退治するが、その場に山姥茨木婆が駆けつけ、自らの秘術で女郎蜘蛛を復活させるために、嫉妬深い女の生き血を得ようと、九條の廓を目指す。一方、世間を騒がす盗賊袴垂保輔は、物の怪の術を破る秘法を記した一巻を偶然に手に入れる。

第一場 都九條廓内揚屋の場ところは変わって九條の廓。いま全盛の傾城七綾太夫の色香に迷う頼光を諫めに、保昌がやって来るものの、頼光は不機嫌な様子となる。これを仲裁したのは当の七綾太夫。頼光は七綾太夫との後ほどの対面を約束し、その場をあとにしてく。

第二場 都九條廓内揚屋奥座敷の場やがて七綾太夫の休む奥座敷に、袴垂保輔がひそんで来る。保輔は、七綾太夫が平将門の息女七綾姫であることを見破り、将門とは仇敵になる頼光との戀を諦めるようにと説得する。だが、七綾太夫は、自らの戀を貫く覚悟だと言うので、ついに保輔は七綾太夫を手にかける。

保輔が立ち去ったあと、やって来た茨木は、虫の息の七綾太夫に頼光に許嫁がいることを明かし、嫉妬の念を起こさせると、女郎蜘蛛の生き血をその体へ注ぎ、七綾太夫の亡魂と女郎蜘蛛が合体した化生を出現させる。

第三場 源頼光館寝所の場その後、頼光は七綾太夫を亡くした悲しみから病の床に臥せっている。そこへ胡蝶という女が現われ、頼光は戀の病だと言って、戀尽くしの踊りを踊り始める。だが胡蝶の影が蜘蛛の形であることに頼光主従は気づくので、胡蝶は千筋の糸を投げつけ、そのまま姿を消す。

そこで頼光は化生を退治しようと勇み立つものの、保昌は簡単に退治することはできないと悟り、思案に暮れる。そんな保昌の前に現れたのは、盗賊となって勘当された、弟の袴垂保輔。保輔は意外な事実を兄に知らせ……。

大 詰 音羽山清水寺奥の院の場清水寺の奥の院に逃れた化生の行方を追う保昌の前に、茨木が立ちはだかり、保昌に危機が迫るところ、頼光が駆けつける。そして七綾太夫の亡魂と女郎蜘蛛が合体した化生が出現して頼光主従に襲いかかる。

みどころ

発端は、暗闇の中で宝物を奪い合う、歌舞伎ならではの演出である〝だんまり〟。そして、袴垂の幕外の引っ込みが見せ場となっています。

揚屋は、遊興にふける頼光と保昌の忠臣ぶり、さらに艶やかな傾城姿の七綾太夫と、三人の姿が対照的に描かれています。続く奥座敷は、保輔と七綾太夫とのやり取りからの殺し場が見どころです。

頼光寝所は、七綾太夫の亡魂と女郎蜘蛛が合体した化生が、胡蝶と名乗って現われ、戀尽くしの踊りを踊っていきます。この踊りは〝ミクの拍子舞〟というべき、拍子舞のご趣向で、この作品の眼目のひとつです。そして後半は、保昌、保輔兄弟の苦衷が展開します。

大詰は、保昌と茨木、頼光、そして七綾太夫との立廻りが見せ場となっていますが、NTT社のICT技術を用いた新たな演出と、超歌舞伎の型といっても過言ではない参加型の演出が、2020年の超歌舞伎を大いに盛り上げます。

キャスト

  • 中村獅童

    提供:松竹

    源朝臣頼光/袴垂保輔
    中村獅童

  • 初音ミク

    Art by KEI © CFM www.piapro.net piapro

    傾城七綾太夫実は
    将門息女七綾姫
    初音ミク

  • 中村蝶紫

    提供:松竹

    山姥茨木婆
    中村蝶紫

  • 澤村國矢

    提供:松竹

    平井保昌
    澤村國矢

テクノロジー

NTTの「Kirari!」を用いた“超越の術”に注目

今回の超歌舞伎では、NTTの研究所が開発した超高臨場感通信技術「Kirari!」を駆使し、超歌舞伎では定番の演出となった“分身の術”に加え、「Kirari!」の新たな要素技術「スタイル変換技術」を用いた“超越の術”の実現にチャレンジいたします。

「スタイル変換技術」とは、ひとつの入力画像のもつ特徴を捉え、その特徴を別の画像等から得られる特徴に入れ替える技術です。NTTでは、本技術の最適化をすすめ、ユーザがある画像から直感的にとらえる特徴を的確に把握し、それに近い特徴をリアルタイムに反映することが可能なシステムを開発いたしました。本システムを用いて、これまで披露してきた「あたかもそこにいるかのような」演出からさらに一歩踏み込み、「本物に命を吹き込み、本物を超える体験を提供する」演出である“超越の術”の実現に取り組みます。

例えばクライマックスシーンにて中村獅童演じる源頼光が観客の力(コメント、ペンライトの光など)を纏うことで、新たな力を獲得し自らを超越していくといった新たな演出の実現をめざしていきます。

特殊変換処理のフロー

ニコニコネット超会議2020
Supported by NTT

『ニコニコネット超会議2020』と題し、
日本に存在する様々なエンターテインメントを集合させた
日本最大のインターネットの祭典を目指します。

ニコニコ生放送では、画面上のコメントによりリアルタイムに生み出される出演者と視聴者の双方向コミュニケーションはもちろん、バイノーラルマイクや無観客を生かした自由なカメラワークによる、出演者の目の前で観ているかのような視聴体験、実際のステージにAR技術を加えた新たなライブ演出などを最大限用い、ネット視聴だからこそ楽しめる臨場感に溢れたインタラクティブな生放送をお届けします。

会期
2020年4月12日(日)~4月19日(日)
※超歌舞伎は幕張メッセ・イベントホールから、生放送をお届けします。
主催
ニコニコ超会議実行委員会